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『人造人間キカイダー』(じんぞうにんげんキカイダー)は、石ノ森章太郎による日本の漫画作品。また、それ以外の漫画作品についても解説する。 == 概要 == 本作品は、特撮とのタイアップ作品として小学館の『週刊少年サンデー』(1972年30号 - 1974年13号)に連載された。しばしば特撮版の原作とされるが、それは正確ではない。テレビ企画が先行する過程で原作者として石ノ森が起用され、さらに東映側の企画者として平山亨、吉川進が加わり制作されたものである〔講談社 テレビマガジン特別編集 ビジュアル全集 人造人間キカイダー ISBN 4-06-178406-4 より〕。当時の『週刊少年サンデー』や『小学二年生』などの新連載予告では『人造人間ゼロダイバー』となっており、直前になって変更された。 内容は、悪の組織ダークのロボット対人間型ロボット・ジロー=キカイダーの戦いを中心としている。その一方で、主人公ジローはたびたびピノッキオに例えられ、「不完全な良心回路」を持つゆえに悪と正義の狭間で自らのアイデンティティに悩む姿が描かれた。ジローが抱える「人間になりたい」という悩みはラストでも完全に解決する事はなく、読者に問題提起する形をとっている。 テレビ版とは基本設定を同じくしながらも展開は異なっている。まず、テレビ版のジローが20代前半の青年であるのに対し、漫画版は10代後半の少年であるため、表現される彼の悩みや葛藤は、かなりニュアンスが異なっている。また、テレビ版の続編では主人公となるキカイダー01が登場しても、主人公はジローのままで、タイトルは『人造人間キカイダー』として連載が続行された。 終盤は『イナズマン』との同時連載となったが、石ノ森に割り当てられたページ数の大半が『イナズマン』に費やされたため、本作のページ数は週6ページまで激減した。 本作の作画は石ノ森の弟子にあたるひおあきら・土山芳樹・細井雄二・山田ゴロの4人の分担で行われた。石ノ森はネームと下書きまでで作画に直接タッチせず、山田が原稿をもらうと、4人で分担して2日ほどで仕上げた。細井は個々にやりたい箇所を作業していたため、ページによってキャラクターの絵柄が異なっていると証言している〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「人造人間キカイダー (漫画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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